2012/11/17

アグラオネマの取り木 解説編

まずは必要な物。

ビニタイ
 常備しておくと、いろんな作業に使えてなにかと便利。100均ので十分です。

ビニール袋
 カットして使います。薄手の物が良いですが、コンビニ袋(透明)とかでも熱帯魚のでもOK。

ミズゴケ
 グレードはなんでもかまいません。普通に売ってる奴で。

針金or棒状の物
 ビニールコートの1.5mm程度の物。支柱に使います。無ければ割り箸とかでもOK

カッターorメス
 よく切れる物。新品まっさらな奴は油付いてるんで中性洗剤で軽く洗ってから。

発根剤
 ルートンかオキシベロンですかね。無くても問題ないと思わないことも無い。

以上。



で、モデルさんの紹介。
西スマトラ。もともと葉が少なくてリリースできないシリーズでしたが、
屋外で鍛えたらさらに下葉が落ちたw
鑑賞上、よろしくありませんな。これは。
上手い人のところではこんな風にはなるまい。

今回は上から2節ぐらいの所で取り木してみたいと思います。


あ、一番上の節の少し上、茎の真ん中にちょこんと見えるのが潜芽。

そこの下ぐらいから取り木したいと思います。ちょっと短めかな、とも思いますが
まぁ、そのほうが伸びてくるまで放置できますので。

今回、すべての画像で向きを揃えていますので、この潜芽の位置を目印にしていただくと
より判りやすく画像を見ていただけるかと思います。


アグラオネマは強い植物ですが、不定芽は作らない様です。
極端に言えばどれだけ長い茎でも節の部分の潜芽が無ければ芽は出ない、という事です。

茎の下部も参考までに。現地で発達した部分です。
かなり節が詰まっています。

上部に比べ、詰まっているということは今の環境はやはり間延び気味な環境である、
といえるかとも思います。

ここにも節のすぐ上にいくつか潜芽を見つける事が出来ます。



本題に戻りまして。

次はやったほうが多分良い、切れ込み入れです。

発根させたい所の下部(ここから上に根を出させたい)に茎の1/3程度切れ込みを入れます。

浅く2~3箇所でも良いと思います。茎の1/2を超えるような深い切り込みは萎れる原因となります
のでやめましょう。折れやすくなりますし(1回やりました、、、)

無くても発根しますが、入れたほうが発根は早く、狙った通りに出る気がします。
また、環状に切れ込みを入れるのもOKですが、とてもめんどくさく、繊細な作業になるんで
これで良しとします。

<注意 フレッシュな茎は大変に折れやすくなっております。細心の注意を払って作業しましょう>



次は発根剤をすり込みます。

基本的に少量で効くものなので、過剰につけなくてもOKです。
周りに付いたりしても、そんなに神経質になる必要ないです。


次はミズゴケを入れるビニールを巻きます。

目安は9cm×15cm程度。スーパーのレジ出た所にある無料の奴がやわらかくて
使いやすいです(笑
ミズゴケの玉のサイズは直径5.6cm程度ですので、上記面積だとぎりぎりぐらいですかね。

目指す玉のサイズによってビニールのサイズは微調整してください。

巻き方はグルグル巻くのではなくて、折りたたむように余裕を持って。画像参照してください。
グルグルまくとミズゴケ入れるスペースが上手く作れません。

あ、ビニール越しにルートンをすり込んだ切込みが見えています。
ぎりぎりでは無くて、切り込みから1~2cmぐらいミズゴケに包まれるようにしてあげて下さい。



次は下部をビニタイでくくります。

ビニールは適当にくしゃっとしてOKです。
重要な点はあまりきつく締めすぎない事。
一重ではずれ易く作業に支障をきたすので一回余計にまわしてから
締めています。



次はミズゴケを詰めます。

カチカチに詰める必要は無いです。触った感じで食パンぐらいでw

ミズゴケを詰める前にきちんとビニールをカップ状に広げてからきちんと詰めましょう。

ここが乾くと発根遅れますので、ビニールの隙間が無いように変な重なりが出来ないように
作業したほうが良いですね。



ミズゴケを詰め終わったら、上部も締めます

上部もやっぱり一回余計にビニタイ回して止めています。
一重よりもはるかにずれにくいです。


そして、どうしても上下の隙間から水分が逃げて、中のミズゴケが乾燥しますので、
注水穴を。水遣りついでに注水してやると良いかと。
大きく開ける必要はありません。また、下部はビニールの隙間から勝手に抜けるので
必要ありません。

この表面に2.3本根が見える頃が切り頃です。



ラストはこのミズゴケ玉が重くて倒れるので、支柱を立てて終了です。

ここでも活躍ビニタイ。

今回は少しミズゴケ玉小さめです。もう少し縦に長いほうが一般的には良いかと思います。
でも、今回はこれで行きます。

あまった部分は解くときに支障が無い程度に切りましょう(笑
支柱は割り箸や竹ひご等、倒れずに支えられる物ならなんでも可です。



-その後の管理とか-

・基本的には置き場所も通常通りで問題ありません。
 ただ、あまりに低温で成長しなくなるような環境はよろしくありません。

・ミズゴケ玉の中が乾く前にたっぷり注水してやってください。
 肥料は必要ありません。普段の水遣りと同時に行うとめんどくさくなくて良いかと。

・発根の確認はミズゴケ玉の表面まで根が伸びて来るまで確認できません。
 発根したての根を痛めることが多いですので、解いて中を見ることはやめましょう

・夏場の成長期でおよそ1ヵ月が目安ですが、時期により結構変動するかと思います。
 これからの時期だと1.5ヶ月ぐらいでしょうか?

-発根したら-

・ほぐして切り離して普通に植えるだけでOKですが、やはり根量は少ないので、
 少し保護してやるのが良いでしょう。

・下部はそのまま放置して太い芽を出させるも可、刻んで増やすも可。
 カットして押し木するよりも、多少手間と時間はかかりますが、上部もあまりロス無く
 仕立てなおせると思います。



こんな感じでいかがでしょうか?
まだ、私自身、10本ちょい(ほぼ西スマトラとシベルと一般園芸種)の経験しかありませんので
情報としてはたいしたこと無いのですが、参考になれば。


質問があればツイッターがコメントでどうぞ。
判る範囲でこたえます。

-少し加筆修正しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿